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買うことは、応援する行動

約6分
買うことは、応援する行動

買うという行動は、日々のなにげない選択の繰り返し。小さなドラッグストアに入っても、商品に付いている小さな広告や流れている動画を見て「新発売だな」「成分が沢山入っていて効きそう」なんて、メディアの上手な手法に目を奪われた経験は誰しも一度はあるはず。

メディアの移り変わりで変化した買う行動

ここ10年前くらいから、TVをリアルタイムで見る人や雑誌を購入する人はぐっと減りました。

代わりに、凄まじい速さで暮らしに浸透したのがインターネット。
今では個人の発信の場にも広告が表示されるように。

確たる意思を持って、自分で情報を選択する能力を高める必要が感じられる時代になりました。

この数年のよく聞くキャッチフレーズ「良いものを買って長く使う」という大きな流れ。

まだ使える鍋を処分し、長く使える高級な有名ブランドの鍋を買うことは良いことなのだろうか。

まだ使える家具を処分し、長く使える無垢の家具を買うことは良いことなのか。

メディアが紹介しているのは素晴らしい商品であっても、私たち消費者は単に物欲を刺激されます。

発信する側の意図を、私たち購入者がどう受け止めるかで随分、買う行動は変わってくるように思います。

広告がない情報はお金で買う時代?

私は、基本的にはTVは見ない生活。
好きなスポーツや映画を見たいときだけ契約等してお金を払って見るスタイルです。

TVの予約録画も時間を有効的に使えるのがメリットですよね。
YouTubeのCMをカットするために、YouTubeプレミアムに加入する人も多い。

自分好みの情報をお金を払って得ることはノンストレスですよね。
そして作り手も、売るだけに執着しないモノづくりが大切だと感じます。

インターネットで目にする情報は、自分のスキばかり。
反して、紙のメディアはそれを作った誰かの目線で、ざっくりとした情報を得られることに意義があります。

私は紙のメディアが好きですが、その昔、フリーペーパーが流行っていました。
カフェやアパレルショップで「Take FREE!」の文字に気づくと、喜んでもらって帰ったものでした。

とても刺激的で面白い、当時のフリーペーパー。
お金の絡まない純粋な情報に大きな価値を感じていました。

だけど数年もすると、広告だらけになって、面白みの欠けるフリーペーパーに。
無料のフリーペーパーを継続するには、もちろんお金が必要なのだと理解したけれど、さみしいもの。

ある意味、編集者の偏ったスキが溢れたフリーペーパー。
広告なき雑誌を読むのは楽しくて、ページをパラパラめくる楽しさをもらいました。

そして、フリーペーパー時代は、インターネットがダイアルアップの時代。
私はSo-netのポストペットにハマっていました。ピンクのくまのももちゃん、ご存知ですか?

2002年ver.
2005年ver.

※画像は公式サイトからお借りしました。

WEBメールを、ももちゃんが毎日届けてくれるのが、すごく可愛かったのです。

売る人、売るための仕掛けをする人、買う人。
ほとんどの人がこのどれかに当てはまります。

ポチする買い物は心が満たされない

私も、サービスを売る仕事をしているし、また買う人でもあります。
そして、「買う」という行動には「応援する」という価値を感じています。

自分や夫が生活の大半(私は半分以上)を注いで得たお金を、自分の意志で何に交換するか。

そう考えると、買い物は楽しむ行動で、有意義な時間にしたい。

コスパがいいとか、タイパがどうとか、より安いものを買うとか、モノの価値をお金に換算するという考え方は、私が取り入れると暮らしがうまくいかないのです。

実は、主婦デビューした当時の私。
ネットで、よりいいものをより安く買うという行動を取るようになりました。

この時期、節約してお金を貯めることはできたけれど、この行動では買い物が面白くない。

パソコンやスマホでポチする(買い物する)ことは、私にとって、心が満たされる行動ではなかったのです。

損得で考えないお金の使い方

以前の私には、何でもお金とモノの価値を照らし合わせるクセがありました。今でもこうしてする買い物は、寿命が予測できる電化製品程度。

でも、自分の時間を使ってお金を得るようになると、その頑張った結晶(お金)を誰に手渡したいのか考えるように。

少しづつ、私の買い物の仕方は変わっていきました。

何が欲しいかや、お得なのかを優先させるのではない。

自分に必要なモノと、そのモノが出来たストーリーや、それを買うことによって、そのお金がどこの誰の所へ流れるのか。

そういうことに価値を置きたいと考えるようになって、お金の使い方が変わりました。

例えば、のどが乾いたとき。
カフェで500円払ってお茶するのと、自販機で120円のペットボトルのお茶を買うのを比べると、以前の私は自販機でさくっと済ませていました。

今では、時間があればカフェを選ぶように。
自販機では出来ない店員さんとのやり取りがあり、ホッと癒され、学ぶこともあり、500円以上の何かを得ることを知ったからです。

モノを選ぶのも疲れる

だけど、選ぶことは疲れることでもあります。
モノを選ぶことは時間が掛かるから。

こだわり過ぎると疲れるので、今では「こだわらないことにこだわる」ことを意識しています。

だから、適当に買うこともあります。
でも、やっぱり選べるなら選んで買いたい。

暮らしに必要な日用品や消耗品は、定番リストを作っています。

これは考えなくてよくなるので、時産(時が産まれる)になるのです。

その定番リストにある商品は、ストーリーや想いの入った商品。
「グリーンコープの調味料」や「緑の魔女の洗剤」がその代表選手です。

買う行動で、応援したい

ネットでなんでも買える時代だけど、地域のお店で買うという行動をできるだけしていきたい。

以前、お客さまに「木原さんにいつもお願いしたいから、やめないでね」と言われたことがあります。

とてもとても嬉しかったし、ぐっときました。
これって、私も「買う行動で応援されてる」ということ。

個人事業主になるまで、買って応援するなんて、全くピンときませんでした。

そんな私は、今、お客さまに買う行動で応援していただいてます。
便利だから買ってもらってるわけじゃないと、思っています。

もちろん、お役に立つのが大前提。
だけど、ふと頭をよぎるのは「この人は私を応援するために依頼してくださってるのかな」「すごく困ってるわけじゃないかもしれない」ということ。

私がお金を使う時に意識している気持ちを、自分自身にも向けられているように感じたりします。

お客さまとの、なんてことない会話で、思いやりや心の温かさをいただいて、帰り道に何度も思い出して、嬉しいな、頑張ろうと、身が引き締まります。

買う人は、売る人でもある。
モノを買ったり売ったりする間に、お金のやり取り以外のことが生まれると、感じたことはありますか?

広島市のライフオーガナイザー®️
インテリアプロデューサー協会認定インストラクター|木原ことの

このブログでは、思考・暮らし・デジタルの整理をライフオーガナイズを使った私の見方で書いています。

利き脳を取り入れたライフオーガナイズは、自分に合った片づけの方法を見つけられる!
と片づけがニガテな方にこそ支持されている、人が主役の優しい片づけ方。

私はライフオーガナイズに出会い「本当の自分はどう感じている?」と、常に自分の心に問いかけることで、とても楽に生きることができるようになりました。

ライフオーガナイズでものごとを俯瞰し、暮らしと仕事の動線をつなげることで、あなたらしさを活かすことができます。

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