起業をお勧めする人がよく使っている言葉。「起業したら自分で自由に時間を使えるようになります。」あと、月商1◯◯万円(もっと桁が多い場合も)とか。これって、すごく気になりませんか?私は、半分ウソで半分ホントだと思っています。
自由な時間 vs 自分の代わり
仕事をする時間を自分で決めて、休みの日も自分で決められる。
だから、まぁ自由なんだろうと思う。
例えば、学校に行きたくないよーという子どもの気持ちに寄り添ってあげられる。
私なら、介護の必要な犬の近くにいて、お世話できるのがすごくありがたかった。
身の回りの出来事に合わせて仕事を調整し、家にいることができる。
誰に気を使うこともない。
だけどこれは、事前に分かっているスケジュールに合わせられるというだけ。
でも、起業して働くとは社長ひとりで運営しているということ。
自分の代わりはいないのです。
個人事業主、自分の代わりはいない
「子どもが熱を出したから、最中ですが帰ります。」
「セミナーを予定していたけれど、急な用事ができたから本日中止です。」
こういうことは基本的には出来ないのです。
勤めていれば、チームの誰かに仕事を変わってもらって(それも気を使うけれども)なんとか穴埋めできることも、個人事業主であれば、その部分の自由度はけっこう低いと思うのです。
以前、チームでセミナーをしていた時のこと。
メンバーの一人が高熱にもかかわらず、彼女の持ち場を見事にやり切って。
顔も赤くて、いつもより滑舌も悪くて、よく見ると左右にふらふら揺れてたりして。
でも、ちゃんと仕事をこなしたんですよね。
無理をすることが美徳というわけでなく、彼女から責任感が漂っていました。
一度引き受けた仕事は最後までやり切るのがデフォルト。
起業したら、みんな成功するわけでもない
小学生でも分かっていると思うけど、世の中、美味しいだけの話はありません。
私は、父が普通の公務員という家庭で育ちました。
母の口癖は「サラリーマンがいちばん安定している。」
だけどこれが、例えば実家が事業をしていたりする環境で育ったならば、多分かなり違ったハズ。
起業の「き」の字も知らない一般人(ビジネスのシロウト)は、過去の私。
そんな私が、自分の仕事を軌道に乗せるためにやってきたことは、ざっくり言うとこんな感じ。
自己投資は必要
(無料は早めに卒業)
さらに努力も必要
(仕事が軌道に乗ってない頃ほど出来ることが沢山ある)
事業が回り出したら、必要経費も発生
(利便性やニガテはお金の力を使うと精度が上がる)
個人事業主になると夢が近くなる
夢っていうと、ふんわりしてますよね。
正直に言うと起業したての頃は、理由なき自信しかなかった私(^_^;;
通っていたヨガ教室の生徒さん相手の「クローゼットの片づけセミナー」がいちばん始めの講師業でした。
お一人2,000円という参加費も、ヨガの先生に決めてもらって、1時間のセミナーをヨガマットの上に座って行ったのを今でも覚えています。
そして偶然参加した、とあるセミナーで近くに座っただけのご縁の方がモニターさんに。
出会って2ヶ月か3ヶ月して、メールで問い合わせをいただいたんです。
ものすごく嬉しくて「初めてのお申し込みだよ!」とその場に居た犬に報告したのを今でも覚えています。
当時はパートもしていましたが、企業の顧客セミナーなどもご依頼いただくように。
そうやって、楽しいだけで仕事していましたが、徐々にパートと個人事業主の比率が逆転していくようになりました。
その頃が、私のスイッチが入った時期でした。
パートを辞める宣言をして、少しづつ仕事量を減らしてもらって、その1年後に無事に退職。
自由な時間を意識して作る
しっかりと自己投資をしようと思ったのもこの頃。
まるで受験勉強のように時間も体力も注ぎ込んだ時期もありました。
「それ以上、何を学ぶの?もう仕事も忙しそうだしいいんじゃない?」
なんて言われたことも。
でもね、これぞと思うことはもっと知りたくなるのです。
あ、これは、今お伺いしているあの方に喜んでもらえそう、と思うのです。
そうすると、時間が捻出されるわけです。
仕事の区切りに、犬の散歩に行くわけです。
だから、1年や2年という短いスパンで結果を求めようとするのではなく、一歩一歩、進めば良い。
甘い面ばかりに気を取られることなく、覚悟を決める。
自分の心のままに、いま!という時は来ます^^
それが夢に近づくときだと思っています。
この話は甘すぎる?投資すべき時?と思ったら、いつでもご相談くださいね。
広島市のライフオーガナイザー®️|木原ことの
インテリアプロデューサー協会認定インストラクター
”暮らしと仕事をつないで その人本来の力を100%発揮させること”
これが、私の仕事のモットー。
本来持っている力を、環境が整っていないことで100%発揮できていない人って多い。
それは仕事机が片付いてないことだったり、Gメールの中に未読が沢山あったり、自分がよく使うモノが整っていないために、本来の仕事に全力を出しきれていないこと。
一つ一つはバラバラに見えても、それぞれ整えて、その動線をつなぐ。
そうしたら、すごくスマートな仕事ができるわけです。
家事だって、子育てだって、仕事のひとつ。
「これって、こんなに整えることが出来たんですね!」
笑顔溢れるあなたに会うことが、私がもっともやりがいを感じる時。
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