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思考はシンプルに整理しておく。

約5分
思考はシンプルに整理しておく。

油断して隙だらけの時こそ、何か起こると混乱してしまいますよね。
子供がスーパーでお菓子を離したくなくて泣いてしまったり、
思春期に意地悪なことをされて上手く言い返せなくて悔しかったり。
思考が乱れると、感情の収拾がつかなくなることもあります。
若かりし頃、そんな思い出ありませんか?

やり方その1.「自分」と「その他」の問題を分ける

本当は相手の問題なのに、自分の問題のように捉えてしまい、消耗してしまう場合。
例えば上司が朝からピリピリイライラ。
もしかしたら自分が原因?と思うとドキドキ、もう本当に要らぬ気を回してしまいます。
でも、もしかすると上司とその家族の間で何かあったのかもしれないし、上司の体調不良のせいかもしれない。

昔の私も、いつもイライラと大きな声の上司にどう反応していいか分からず、かえってぎくしゃくしてしまうことがありました。
でもある時、イライラして見えるのも、大きな声なのも、上司のクセで、むやみに反応しないほうがいいと気づきました。
「相手がどんな感情でも、それは相手の問題だ」と。
そうやって分けて考えたことにより、上司の感情に振り回されなくなり、結果、関係性が劇的に良くなりました!

相手の判断や感情は、結局は相手の問題です。
「自分」と「その他」の問題を分けることは、すなわち自分の感情を乱さないための重要ポイントなのです。
感情に流されがちで消耗してしまう人は、「自分」と「その他」の問題を分けることを意識するだけでも、冷静になれるきっかけになります。

やり方その2.「可能」と「不可能」を分ける

悩んでもどうにもならないことがあります。
自分の力が及ばないことはコントロール不可能です。

例えば、直属の上司が苦手だから異動になればいいのに、と思ってもどうすることもできません。
部下は上司を選べません。

悩む前にできることは、その上司と何とか上手くやっていく方法を探すことです。
そのために何をすればいいか、具体的に考えること。

目を見てあいさつすることや、報告・連絡・相談を行うこと。ハキハキと受け答えする。
言い訳に聞こえることを言わない。などなど。

いくら感情的になっても、同期で愚痴を言い合っても、解決はありません。
少しでも改善できるように、具体的な行動を取ることがポイントです。
コントロール不可能なことについて悩むことを手放すだけで、仕事も人生もずいぶん楽になります。

やり方その3.不安な事態が起きる確率と起きたときのダメージを判断する

適度なマイナスの感情やネガティブな感情も、実は大事な感情です。
危険を察知したり回避したりできるからです。

しかし過剰になると集中力が維持できなかったり、仕事が手につかなくなってしまったり、心の病の原因に繋がります。
過剰な不安や恐れを手放すために、まずは、その不安な事態が起こる確率を考えます。

もう一つは万が一が起きたときのダメージがどれくらいなのかを、冷静に判断することです。
ダメージの過大評価はしないようにします。

例えば上司が朝からピリピリイライラ。
もしかしたら自分が原因?と思うとドキドキ、もう本当に要らぬ気を回してしまいます。
なぜ、そんなに不安になってしまうのかを考えてみると、、 
上司から嫌われたら、仕事を回してもらえなくなったり、居場所がなくなるのでは?という恐怖があったから。

でも落ち着いて考えてみれば、その上司に嫌われたからといって居場所がなくなるわけでもなければ、給料がゼロになるわけでもなく。
多少嫌われたからといって、全てを失うわけではないということに気がつきました。

誰もが持っているネガティブな感情を想像で勝手に膨らませないこと。
そのためには冷静に不安な事態が起こる確率と、起きたときのダメージを想定すること。
すると意外と今怖がっていたことが、根拠のない妄想だということに気づくというわけです。

やり方その4.「事実」と「感情」を分ける

問題を難しくする原因のひとつに、事実と感情を混ぜてしまうということがあります。
たとえば、「会議はつまらないし、時間も長いからやめるべきだ」と腹が立ったとします。

それは客観的な事実なのかということです。
「つまらない」や「時間が長い」と感じるのは個人的な感覚であり、感情かもしれません。
他の人にとってはつまらなくもなければ、適正な長さであるかもしれません。
ネガティブな感情を感じたときには、その理由が、客観的な事実か、自分の感情なのかを分けてみる必要があります。

やり方その5.「問題」と「感情」を分ける

例えば、部下の仕事が遅くて締め切りを守れなかったとします。
「締め切りを守らないなんて責任感が足りない!」と怒るのは感情。

それを、「締め切りを守らなかった」という問題と「そのことが許せない」という感情に分けてみます。
問題だけを見て、「なぜ部下は締め切りが守ることができなかったのか?」と冷静に対処すること。
感情が高ぶるのは仕方ありませんが、それによって本質である「問題」を見過ごすことがないように気をつけることが大事です。

先ずは分けてみる

「事実と感情」「問題と感情」をを分けることで、思考を整理するクセをつけることができます。
思考をシンプルにすることで、物事はクリアになり、何をどうすると良いのか分かります。
思考の整理の癖をつけることで、人間関係が上手くいくようになりますよ。

広島市のライフオーガナイザー®️エバーノートマスター|木原ことの